ネタバレ有り:LOOPER[1/26]
ジョセフ・ゴードン・レヴィットって,いいね。加瀬亮的なね。
監督:ライアン・ジョンソン
出演:ジョセフ・ゴードン・レヴィット,ブルース・ウィリス,エミリー・ブラント
あらすじ
タイムスリップが可能になった近未来と現在の話。近未来のマフィアから送られてくる人間を,現在で雇われた殺し屋「LOOPER」が処分する。しかしLOOPERの前に,未来の自分が現れる。
感想
・何を言ってもネタバレになる。
・「これはOKかな」ってこともやっぱネタバレになる。
・以下,全部ネタバレの可能性。
(ネタバレ)
・まずタイトルがすべて。LOOPERはこの物語の倫理的側面,物語的側面,すべてを説明している単語。
・近未来ドキドキサスペンスとおもいきや,最初で捨て駒のように紹介されたアイテムが立派な伏線になっている。
・その伏線が「取ってつけたような」と言われても何も言えない。
・この映画の設定全部が「取ってつけたような」設定なので,ものすごい危ういバランスで成り立っていると思う。
・JGLの顔芸,こどもの顔芸がすごい。ブルース・ウィリスだけがブルース・ウィリス。
・ブルース・ウィリスが銃を持ってあばれると間違いなくダイ・ハード。
・エミリー・ブラントが地味にいい。これまた取ってつけたように出現する。
・「LOOPER」にとっては,すべての悪や負の感情を断つ=根源を処分するという考えになるのは分かるけどもっとなんかあったでしょ,と思わなくもない。
・日本人的価値観で言えばあまりいい選択ではない。
・考えれば考えるほど物語と思考回路が「ループ」する,後味ループな映画。
・見て損はなし!ただし期待値を高めないでまっ更な気持ちでいくこと。
評価
★★★☆☆
おすすめ客層
・老若男女
・エミリーブラント好き
おすすめない客層
・論理的映画が苦手な人
・論理的映画が好きな人
@ユナイテッド豊洲11番