いつも行きたくなる喫茶店
ふと読んだ記事。
http://www.diastandard.com/journal/201507feature05cafegeek02/
伊勢丹で企画展をやったりしているけど全然気取らない食ライター平野さんと,モデルの小谷さんの対談。
東京だけじゃなくて,大阪,京都,名古屋の喫茶店についても言及している。
全国津々浦々ある喫茶店。なぜか毎回足を運んでしまう場所があるのを思い出したので書き留めました。
・京都
「ゼンカフェ」(祇園)
鍵善良房っていうくずきりで有名なお店のカフェ形態。カフェっていうかもう雰囲気はバーに近い感じで,昼間でもすこし薄暗い。目黒の楳心果(http://yakumosaryo.jp/)を小さくした感じ。
珈琲1杯800円也。季節のお菓子3点とお飲み物セットで1500円也。(高!
2階はギャラリーになっていて,まさに「オシャレ大人カフェ」の王道を行っている。
ここに行く理由は,場所にある。祇園の黒塀の界隈を抜けて,小道を入り,なんとも古ぼけたラブホの隣にあるこの立地!(現在はシティホテルになっているけどラブホを改装したことがバレバレ,しかもラブホの隣には保育園があり,その向かいには寺があるというこのなんともいえない感じ!)
京都の風情と生活感の狭間にあるこの場所はなかなかいいところです。
呼び鈴を鳴らすと店員さんが来ます。
・神戸
「カフェラ」(大丸神戸)
私は神戸大丸と梅田阪急が好きで,関西に行くととにかくおみやげを買いがてらこの2つの百貨店にいく。
神戸大丸は迷路のような造りで,本館と別館があり,別館に迷うと迷子になる。そして,海に面したこの場所は,広くてどっしりした大通りに面して,歴史ある建造物の中に超高級ブティックがならぶ,「とても閑静でこじんまりした銀座」みたいな場所。
そんな大丸神戸のカフェラは,カフェテラスになっていて,ごく当然のように外車が横つけして,ごく当然のように「いかにも神戸っぽい」カップルが,ごく当然のようにテラス席に座りペリエを飲むようなお店。
私はこのお店のテラスには座らずに,庶民ぽく壁際からテラスを眺めるのが好き。
カプチーノ600円。オーバカナルのように席で支払うスタイル。落ち着いていて好きです。
・東京
「BUN」(新宿)
もう何度も書いてるけどね。伊勢丹会館の奥にニギニギしてる喫茶店。
禁煙エリアはカウンター席のみで,明確な仕切りはないので嫌煙者がいると行くことができないのですが,タバコを吸う人には落ち着く空間だと思います。
私はタバコは吸いませんが心地いいです。薄暗くて。
給仕は男性。おじさんがほとんど。おじさんが一生懸命サンドイッチをつくったりウィンナーコーヒーをつくったりしていて,壁にとりつけられた棚からは,あっちの引き出しからパンが出て,あっちの引き出しからはハムがでて,と見てて飽きない。
コーヒー1杯540円。特別美味しいわけじゃないけど新宿で休むならここが第1選択肢。
もっと行きつけを増やしたいね。食べログもいいけど自分の直感はやっぱ大事にしないとね。